自社技術・製品を守るため最初にやるべきこと

自社技術・製品を守るため最初にやるべきこと

諸般の事情で、ずいぶんと投稿すること無く時間が経ってしまいました。

今回のテーマは特許など知的財産に関することです。
結論から申し上げますと「公証役場での確定日付取得」です。
具体的には、「もの」自体や、その製造方法に係る「文書」、実際に生産を行った証拠となる「文書」等を封筒に入れて封をして、公証役場に持って行って、糊つけ部分に公証人の押印してもらうことです。
これによって、封印した中身が、押印日に存在してことを裁判等においても立証できることになります。
1件で700円です。その年のシリアル番号も押されます。

もし、万が一、他社の登録特許(出願日は押印日以降)の権利範囲に上記「もの」等が含まれる場合があっても、「先使用権」の主張が可能であり、認められれば、特許侵害とならない(=通常実施権を有する)とされています。

私は、在籍会社にて10年余り特許担当として、主に、外国出願を含めて相当数の特許出願から権利化に関わっていました。時々テーマとして挙げて行きます。

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