では、前回の図の説明をします。
1)開発初期:【他社】技術動向調査
です。
自分の権利をどうやって取るか?他社の問題特許をどうするか?
の視点から離れているので、「気軽」かも?ですが、
競合他社は、どういう方向でやっているのか?どの市場を狙っているのか?という点を抽出できるので重要です。
逆に、自社の相対的な位置や、方向性の妥当性をつかむこともできます。
検索範囲としては、自社製品や技術を、少し広げた、キーワードや特許分類=IPC分類で検索すると良いでしょう。
ヒット件数が多すぎる=1000件超とか、ちょっと公報内容見ると、ノイズが多い=全然関係無いのが結構ありそう、であれば、特許分類の範囲を制限するようなことをして、きちんと特許公報の内容を把握できる程度の件数にしましょう。
あまり聞かない出願人がヒットするのであれば、出願人を絞っても良いでしょう。
(“#”とかで、「〇社は含まない」ような検索式も商用データベースでは可能。)
ただし、競合他社=出願人が、どこかと合併して、名義を変えていたり、逆に、該当の事業がどこか別企業に買収されて、特許権者が別の企業になったりするとヒットしなくなくなるので、要注意です。